キャバクラ界の黒服王「奥澤健二」もスタートはボーイからだった
黒服といえばキャバクラの影の存在。
表舞台で輝くキャバ嬢たちを裏から支える存在っていう位置付けなんやけど、そのボーイ業界は俺も知ってることながらかなり奥深い。
そのボーイの業界の話をさらに世間に知らしめた人でも知られてるのが、奧澤健二さんやねん。
奧澤健二さんは、キャバクラ業界の黒服王とも呼ばれてる。
あ、黒服っていうのは、ボーイの別の呼び方な。
奥澤健二さんは、今では銀座だけじゃなくて、日本の夜の世界でいちばん有名と言っても良い黒服なんじゃないかな。
そんな奥澤健二さんも、実は夜の世界に入ったきっかけはボーイの仕事。
しかも、奧澤健二さんの現役ボーイの頃は平成初期のバブルの時代やから、バースデーに100本以上のシャンパンが降ろされるのが当たり前の時代。
そうなると、ボーイの仕事も途端に忙しくなってくるんやけど、その中でボーイとして時にはお客さんに怒られ、時には強気に出て、いろんな機転でお店を守ってきた。
誰よりも早く出勤して、誰よりも仕事を早く終わらせて、他のボーイが出勤してきた頃には営業前の掃除が完璧に終わってた、なんていう逸話はボーイ業界では有名やな。
そのことが今では伝説となって、今現在の「ボーイはこうあるべき」っていう指標を作った人でもあるねん。
奧澤健二さんは、そのボーイとしての立ち回りのうまさから結果的にいっぱしのボーイから銀座の高級店のオーナーまで登りつめてる。
その奥澤健二さんの黒服としての半生が書かれてるのが、夜の世界の男を描いた「夜を創った男たち」シリーズの第三弾。
「夜を創った男たち 黒服王-奧澤健二-」では、ボーイになる前の話から、銀座のお店のオーナーになるまでが書かれている。特に夜の世界、ボーイの仕事が気になってる人にとってはかなり面白い内容になってるんやないかな。
一流ボーイの立ち振る舞いとか、ボーイあるある満載で、本読むの苦手な俺でも一気に読めたし。笑
奥澤健二がモデルの映画「銀座並木通り クラブアンダルシア」
実はそんな奧澤健二さんの経験は映画にもなってるねん。
主演・奧澤健二役は松方弘樹さんで、「夜を創った男たち 黒服王-奧澤健二-」の話を主体としつつ、1本の映画として放映された。
そのこともあって、ボーイや夜の業界について知らん人でも、奧澤健二さんっていう名前はなんと無く聞いたことがあるっていう人もいるんじゃないかな?
映画の中には夜のお店とか夜の街もたくさん出てくるから、ボーイや夜の世界が気になる人は、この映画を見て雰囲気を知るっていうのもおすすめやな。
奥澤健二の現在
本や映画としてもフューチャーされた奧澤健二さんやけど、今現在、奧澤健二さんが何をしてはるか知ってる?
奥沢健二さんは当然もうボーイ業界からは去ってるんやけど、今でも週に2回ほど銀座に来て、銀座社交飲料協会の理事をつとめるなど夜の銀座の治安を良くするための活動をされてるらしい。
今でも夜の世界って、暴力団が来店したり、強引なスカウト・引き抜きが横行してたりするんやけど、それを自ら抑えるために、今でもこうした活動をされてる。
銀座での奧澤健二さんのパトロールは、銀座の夜に関わってる人の間でもかなり有名なことやねんよな。