キャバクラで勤務する上で気づいたボーイのメリットとデメリット

キャバクラでボーイとして働くメリット

俺はボーイとして7年くらい働いてきたんやけど、結果的にはボーイっていう仕事にめっちゃのめり込んでる自分がいる。笑

今回は、俺がボーイの仕事のどんなところが気に入ったのか、俺が実際に感じたメリットとデメリットについて紹介していこうと思う。

キャバクラのボーイとして働く上で、いろんなメリットがあるから、まずはそこから紹介していくな。

キャバクラのボーイは学歴・経歴不問

基本的にキャバクラのボーイは学歴・経歴不問で、18歳以上であれば誰でも働くことができるねん。

俺自身も高校中退してるから実質中卒やねんけど、当たり前のように受け入れられた。

それで今では正社員のボーイとして働くことができてるから、かなり間口の広い業界ではあると思う。中には元ニートで、20代後半からボーイの仕事を始めたっていう同僚もいるし。

学歴や経験については何も問われへん代わりに、評価されるのは実際に働いてからの働きっぷり。やから、今までちゃらんぽらんに生きてきた人でもやる気さえあれば働けるっていうのが、ボーイの仕事の大きなメリットやな。

しかも、最近では聞けば誰でも知ってるような有名大学に通う大学生が、社会経験を積むために働いてる場合もある。高学歴から中卒まで、いろんな人が働いてるから自分が今まで生きてきて出会われへんかったような人とも一緒に働けるっていうのも面白いところやねん。

昇給や昇格がスピーディー

キャバクラのボーイはとにかく昇給・昇格がスピーディー。

頑張り次第で、たった数ヶ月でバイトから正社員登用を受けられたり、マネージャーや店長に昇格したり。

こんな風に、昇格に対しても、頑張りが認められればどんどん受けることができるねん。

それから、昇格に関しても一緒やな。頑張れば働いて最初の一ヶ月で時給が上がる場合もある。

当然頑張れば、っていう条件付きではあるんやけど、昇格や昇給の条件が明確に決められてるお店が多いから、その目標に向かって頑張ればすぐに昇給昇格も認めてもらえる。

同性代に比べて給料が高い

キャバクラのボーイのバイトの時給は、大阪でだいたい1500円くらい。

しかもこれ、スタート時給やから頑張ればもっと時給を上げられるから同世代がやってるバイトよりもかなり時給が良い。

正社員の場合も、初任給25〜28万円くらいからやから、同世代のアルバイトや正社員の仕事よりも格段に給料が良いねんよな。

それに、成果に応じて昇給とか手当がついて、結果的にはチーフマネージャーや店長クラスになると、年収1千万を超える人もゴロゴロいるような世界。

やから同年代に比べて給料が格段に高くなるから、そこでちょっとだけ優越感を得られるし、高収入で生活に余裕も出てくるから、どんどん稼ぎたくなる。

お金大好きな人にはかなり向いてるかも。笑

ストレス耐性がつく

正直、キャバクラには面倒なお客さんも来る。来店した時点で酔っ払ってたり、やたらキャストにセクハラしたり。そういうお客さんはボーイが諌めやなあかんねんけど、お客さん本人が楽しいところボーイが邪魔したらめっちゃキレられる。

確かにそういう場面に出くわしたらストレスは溜まるけど、慣れてくるとどんどんストレス耐性ついてきてメンタルがめちゃくちゃ強くなるよ。笑

ストレス耐性つくから大抵の仕事は我慢できるし、もし彼女と喧嘩みたいな空気になってもこっちがキレることが圧倒的に減るから、意外と人間関係がスムーズになる。

プライベートでちょっとイラっとくる人に会っても、内心「あの時のクソ客よりはマシやわ」でイライラがマシになったりするし。笑

女性の扱いが上手になる

ボーイの仕事に慣れてくると、キャストのモチベーションや出勤を管理するキャスト管理っていう仕事を任されるようになる。

キャバ嬢の仕事って、とにかくストレスが溜まりやすいからキャスト管理をしてると、女の裏の顔とか本気でイライラしてる様子とかを目の当たりにするねん。

女の本心がわかって、それを知った上で仕事を頑張ってもらえるようにコントロールしていくことになるから、キャスト管理が上手く慣れば女の子の扱いが上手くなるのと同じこと。

プライベートでも、女の子の扱いが上手くなってるから意外とモテるし、ボーイの仕事をしてると同年代に比べて高収入やから恋愛面が上手くいくことが多い!

実際同僚のボーイの中には彼女がいる人もいるし、先輩や店長は既婚者やし。…なのに、なんで俺には彼女がおらんねんやろ…顔か?

様々な職種の人とのコネを作れる

キャバクラで働いてると、そこに来店するお客さんと話す機会も意外と多い。

そもそも、来店したお客さんと最初に会話を交わすことになるのはボーイやし。

特に常連のお客さんになると、ボーイとお客さんでどんどん意気投合していって仲良くなるっていうパターンもある。

キャバクラに来店するお客さんは、普通のサラリーマンから高収入な職業の人まで様々で、中にはキャバクラで働いてなければ一生知り合うことの無いであろう人とも仲良くなれる。

そこでコネや人脈を作れるっていうところが魅力で、高学歴な大学生が高級キャバクラのボーイのバイトをしてるっていう話もよく聞くし。けど、コネを作ることができて得をするのは高学歴な人だけじゃない。

ボーイ業界でやっていこうと思ってる人も、最終的に店長や経営者になる上でその人脈が役立つ時もある。やから、人脈は持っておいて損はないものやっていうことを、俺が働いてるお店の店長が言ってました。笑

キャバクラでボーイとして働くデメリット

確かにキャバクラのボーイの仕事はメリットがたくさんあるけど、一方でデメリットもあるねん。

そのデメリットが何なのか、ここで紹介していきます。

ボーイの仕事に興味がある人は、デメリットについても合わせて知っといてな。

キャバクラのボーイは拘束時間が長い

キャバクラの営業時間はだいたい20:00〜25:00くらい。

けど、拘束時間がこの5時間しかないわけじゃなくて、その前後1〜2時間は準備のために拘束される。やから実際のところ、出勤は18時くらい、退勤は26時くらいやな。

給料は良いけど、その分拘束時間も長めで、しかも正社員の場合は毎日フルで拘束されることになるから、その覚悟は必要になるな。

特にイベントの前なんかは、営業後、朝方までイベントのための準備をしたり。かなり忙しいし、休日もお店の経営とかキャストの管理のために連絡が途絶えない。

正社員、特に上の方の地位に昇格していくと、それだけお店のことについて考えやなあかんことが増えていくから、プライベートの時間も圧迫されることが多いねん。

キャバクラの罰金制がキツイ

キャバクラの罰金制度はボーイにも当然適用されて、しかもめちゃくちゃ厳しいお店がほとんど!

俺が働いてるお店にも当然罰金はあるし、優良店と言われてるところでも、ルールを守らないと罰金が課されるのは当たり前の話。

罰金事情については「罰金も!キャバクラのボーイはルールの縛りがキャストよりも厳しめ!」って記事でもうちょっと詳しく書いてるから、実際にどんな罰金があるのかはそっちを見てほしい。

ただ、罰金はキャストの方が注目されやすいけど、実はキャストよりもボーイの方が罰金がキツめに設定されてるお店がほとんどやねんよな。

昼夜逆転で健康を害しやすい

基本的にキャバクラでの仕事は夜が中心やから、特に正社員としてボーイ専業でやってる人は、昼夜逆転生活になりやすい。俺も立派に昼夜逆転生活送ってるし。笑

当然睡眠時間を削ってまで無理やり昼夜逆転生活にならないよう気をつけないといけないっていうわけじゃないけど、ある程度健康管理に気を遣わないと絶対体を壊す!

俺は、少なくとも帰ったらすぐに寝て午前中には起きること、毎日必ず太陽の光を浴びることは徹底してる。そしたら、出勤までの時間にかなり余裕があるから、その間に家のこととか買い物とかができるし。

健康に気を遣わないと、辛気臭い顔になって人から見た印象も悪くなるから、接客業やる上では大事なことやと俺は思ってるよ。

社保完備のキャバクラは少数派

特に正社員になる上で気になるのが社会保険とかの福利厚生やんな。

大抵の昼職の正社員は、社保完備で福利厚生が充実してるところが多くて、キャバクラの正社員ボーイの場合も、社保完備のところは増えてきてる。

特に有名グループが運営してるキャバクラチェーンとかやと、グループ全体で社保完備にしてるところが多いよ。

とはいえ、まだまだその店舗数は全体で見ると少ないから、社保完備のキャバクラが良いっていなるとその求人件数はかなり限られてくる。

確かに社保完備のお店の方が自分で税金や社会保険のことを考えなくて良いから楽やけど、それで他の待遇面を妥協するくらいなら、社保完備にとらわれずに探す方が俺はおすすめやな。

キャスト同士のトラブルや派閥が面倒

キャバクラって、キャストの人気商売やからお店の中のキャストの人気の優劣をしっかりとつけることになる。当然キャストはそのお店で一番人気のキャバ嬢になりたい人とか、このキャストには負けたくないみたいなライバル意識がある。

そのことから、キャスト同士ってかなりピリピリしやすいんよな。その空気を和らげるためにもキャスト管理っていう仕事があるわけやけど、そうなるとボーイもそのキャスト同士のギスギスした空気に関わっていくことになる。

お店としては、競い合ってお互い高め合ってくれるのがベストではあるんやけど、そこでトラブルに発展する可能性も当然ある。

キャスト同士の喧嘩とか派閥争いになってくると、巻き込まれるボーイは相当ストレス溜まるから、そこもデメリットのひとつになることは間違いないな。