キャバクラの大箱・小箱とは?
キャバクラって、そのお店の規模によって仕事内容とかにも違いが出てくるねん。
その中で、キャバクラの規模の大きさを表す言葉として「大箱」「小箱」っていう言葉がある。
その名の通り、大箱は規模の大きいお店、小箱は規模の小さいお店っていう意味なんやけど、何をもって規模が大きい・小さいって表すか。
そのポイントは、純粋な店舗の占有面積やその店のレベル、人気度が影響やな。
基本的に「大箱」と言われてるお店はそれだけたくさんのお客さんが入れるだけの広さや人気度があって、それに合わせてボーイやキャストにも質の高い接客が求められる。やから時給相場も、平均と比べてかなり高めに設定されてるところが多いよ。
逆に「小箱」と呼ばれるお店はリーズナブルなお店や店舗自体が小さいお店が多くて、採用の間口は広いけど時給相場はそこまで高くはない。
こんな風に、そのお店の求めるレベルや規模をランク付けする意味で、大箱・小箱って呼ぶのが当たり前になってるねん。
ちなみに、大箱と小箱のちょうど中間のお店は「中箱」って呼ぶ場合もあるよ。芸人でいうところの若手、中堅、大御所みたいなイメージが一番わかりやすいかも。
特に大箱になると、スタッフの種類も色々ある。
なにせ、お店の裏方を「ボーイ」だけに任せると、仕事量が膨大すぎてパンクするから、ある程度役割分担をしてることが多いねん。その大箱でよく募集されてる、ボーイ以外の男性スタッフの仕事についてザッと説明していきます。
①キャバクラの送りドライバー
まずは送りドライバーやな。
キャバクラって、営業が終わる頃には終電も終わってるから、キャストを自宅の近くに送り届けるために専属の送りドライバーを採用してるところが多いねん。
これに関しては小箱でも募集してるところもあるけど、小箱の中にはボーイや店長が送迎ドライバーを兼任するところもあるよ。大抵が車持参っていうパターンが多いから、車・免許持ちのドライバーが募集されてることが多い。
特に大箱のお店とか、圧倒的な売上のあるやり手のキャストが在籍してるお店の場合は、送りだけじゃなくて迎えもあり。「送迎」ドライバーとして求人が募集されてる場合もあるな。
②キャバクラのキャッシャー
キャッシャーっていうのは、要するにレジ係。特にキャバクラでは一回につき数万円にも登る高額な会計を扱うことになるから、新人やボーイには任せず、お金を扱う専門のキャッシャーが会計を担当する場合もある。
特にキャッシャーはお店の売上に直接触れることになるから、バイトじゃなくて正社員だけで募集してるお店もあるくらいには、かなり気を遣われてる。
小箱の場合は店長とかマネージャークラスのボーイが担当してるところもあるし。
キャッシャーはそのお客さんのオーダーとかを確認して、間違いが無いように伝票をチェックして、その日の売上とか、キャストの給料計算を担当することにもなる。
お金の計算に関して間違いがあったらあかんから、かなり責任重大な仕事でもあるんやんな。
③キャバクラのエスコート・クローク
小箱ではボーイが行うことも多いエスコートとクローク。
エスコートっていうのは、お客さんをお店の入り口からテーブルまで誘導する役割で、クロークは、お客さんの荷物を入り口で預かる役目。
俺が今働いてるお店はいわゆる中箱クラス。やからエスコートとクロークについては俺も担当してるんやけど、これ、簡単そうに見えて実はめっちゃ気を遣う!
エスコートの時は入り組んだお店の中を最短ルートでお客さんを案内しやなあかんし、お客さんの荷物や上着に汚れや傷を付けたり、取り違えるのも言語道断。
個別ロッカーに収納してるから混ざることは無いんやけど、そのお客さんの荷物がどのロッカーに入ってるか覚えておかなあかんから、記憶力も必要になってくる。
スムーズにお客さんの来店・退店に対応しやなあかんから、地味に緊張する。笑
自分に合うキャバクラの規模を選ぶこと
こんな風に、キャバクラの規模によってはボーイ以外にもスタッフの種類は色々ある。
結局のところ、大箱と小箱、どっちで働く方が良いかっていうのは、俺としては「人による」っていうのが正解やと思う。
大箱やと、それだけ給料が良い場合もあるし、大箱やからこそ色んなお客さんに出会える可能性も広がるけど、スタッフの人数が多すぎて全員を把握することはほぼ不可能。けど、小箱やとスタッフ全員の顔を覚えられてアットホームな雰囲気で働くことができる。
特に大箱ならひとつの仕事に特化して仕事を覚えられるし、一方で小箱ならオールラウンダーとして色んな仕事をこなすことになる。
そんな風に、大箱には大箱の、小箱には小箱のメリットもデメリットもあるから、ボーイとしてキャバクラで働くなら、自分の性格に合った規模の店を選ぶのも重要やな。